ドッグショーに行った帰りの車の中で携帯が鳴りました。 電話の相手は韓国のヨーさんからでした。
ヨーさんのうちにはメグの子が行っています。 「私のほかに韓国に犬を送りましたか」という事でした。
心当たりがないので くわしく聞いてみると 韓国のブリーダーでうちの繁殖犬が生んだ子を持っている人とショーで会ったそうで、今はその犬はどこにいるかわからないとの事。
 犬の登録名を聞いて心臓が飛び出るほどびっくりしました
その子は2年前までうちにおいていて 免疫性の皮膚疾患になってしまったので繁殖するのはあきらめ2歳の時知り合いの方を通してでペットでかわいがってくれるという条件でなくなく差し上げた子でした
 なんでその子が韓国にいるのか それも子供を生んでいる  皮膚病そのものは治まっているけれどひどかった時のなごりで鼻筋がところどころ毛がぬけていて 発情が来るたび鼻筋のヒフがすこしぐじゅぐじゅするので 子供なんかとったらきっともっとひどく毛が抜けてしまっているだろうと思い その瞬間胸が苦しくなってしまいました。
 家についてからすぐお世話してくださった方に事情を話してどうゆう事でこうなったのか調べてくれるようにたのみました。
私としては 大人の犬を渡すのだから 「気に入らなかったりなつかなかったりしたら返してください」
と言って渡しているのだから 今頃は可愛がってもらって幸せに暮らしているだろうと思っていたのに メイは今きっと皮膚炎がひどくなって どっか捨てられちゃって居所がわからないのかもと 悪い方悪い方に頭はめぐって夜も眠れなくなってしまいました。
 数日して返事が来て 「実はペットショップの人から一人暮らしの女性がトライの牝が欲しいといわれてさがしているけどいませんかと話があって うちのメイを渡したのだけれど その方が病気で入院してしまいまたペットショップに預けられたそうです。退院したらまた迎えにいくつもりだったらしのがどうも具合が悪く メイもだいぶ長くそこにいたようでした。ペットショップの方も困って近くのJKCの審査員もしている方に相談したところ韓国行きの話があり 送られて行ったそうです。」という事でした
 私が自分の都合で手放したばっかりにメイはどこでもじゃまにされ韓国へ送られたんだと思ったら犬にすまない気持ちで涙があふれてきました。
世話してくださった方は私の「気にいらなかったら・・・」の話は渡す人に言わなかったからこんな事に
なってしまったと責任を感じて私宅まであやまりにこられ とりあえず今どこにいるか探して今のオーナーに自分の犬を送るから 取り替えてくれるよう頼むといってくれました。
 韓国に送った業者からは今は大きな会社の社長の家で可愛がっているので返せないという返事 それならば今の写真を送って下さいと頼んで一旦はほっと安心したのですが、どうも話ができすきているな これはこちらが安心するようなつくり話で多分写真はこないだろうと判断 韓国の友人に日本での血統書のナンバーを伝えて韓国のクラブの方から今のオーナーを調べてもらう事にしました。
メイは韓国で最初にいったお宅に今もいて 会社の社長ではないけれどブリーダーでもなく他にいくつか他犬種がいて お産も1回だけで大事にされている事 顔の皮膚病も薬で今はきれいに治っている事 だいぶ毛も伸びてきれいになってきたのでショーにだしてみたいと思っている事など 聞いてくれました。写真も送ってくれるとの事
今度こそやっと納得しこの何週間か張り詰めていた
気持ちがゆっくりと落ち着いてきて メイに
[悪いお母さんでした。今度こそ幸せになってね」
 と言いました。
私は本当に犬が好きで犬を可愛がっているの
だろうかと考えさせられる出来事でした。
 
              フェアリーの家出 part2   
  犬が迷子になるというのは精神的にとてもつらい事で かえって死んでしまった方があきらめがついていい場合があると 私は思います。
車にひかれているんじゃないか、何も食べられなくて苦しんでいるんじゃないか、人に石でもぶつけられているんじゃないか、悪い方悪い方に考えてしまいます。
 以前交配で預けた犬が 預け先でにげてしまい 自宅から2時間かかるところを毎日探しに行ったつらい思い出があります。 
結局見つからず その時の気持ちの持っていきようがなく 随分苦しみました。
 フェアリーの最初の家出から1年半ぐらいたった秋の初め 妹の家でまた犬を貸して欲しいとたのまれました 妹はアレルギーがあって子供が犬を飼いたがっているけれど飼えないわけがあって 時々うちからレンタルドッグをしてあげていました。
それまで貸してあげていた犬が妹の家にすっかり馴染んでいたのですが ガンでなくなったので 1回
お泊りしているから大丈夫だろうと、フェアリーが行くことになりました。
行った次の日姪が裏のマンションに住んでいるおばあちゃんに見せようと1人で連れて行って 鋼鉄のドアが開く音におどろいてリードを首からぬいて逃げていってしまいました。
 連絡を受けてまたとにかく迷子のちらしを印刷してもらい(前回のちらしは記念に取ってありました。また使うようになるとは思いませんでしたが) 次の日それを持って妹の家 世田谷へ。
新聞屋回りやチラシ貼りした後少し車で探してまわったのですが 成城という町は道が狭くて1方通行
が多く 地理を知らない私に探せるか また見つけても追いかける事ができるか心配になりました。
 秋といっても日中はまだまだ暑く 昼間にとことこ歩いているわけもなく 毎日通って探しても空回り
とにかく新聞ちらしに期待することにしました。
しかしちらしがでた日も全く電話はならずがっくりして家に帰りました。
 すでに家出してから3日 たぶん何も食べてないだろうし暑い中水は飲めただろうか 考えてばかりで
何も考えられないし何も手につかず、もう1度ちらしを新聞に入れてもらう事にしました。
配りおえて 妹の家に帰り家の周辺を探している時 携帯がなってさっきちらしを置いて来た新聞店の
1つから 「今犬をみつけて車で店に帰る途中だ」との事  パニックになってしばらく意味がよく理解
できず すぐ妹に連絡 車を出してもらい もうすでに保護していただいているのに 「早く もっと早く」と
せかして きぬた を きたみ と間違えてまたとって返して もう何をやってるのかわからない状態
すったもんだの末 やっと店にたどり着くと フェアリーは車荷台に乗せられて おじさんから水をもらっ
ているところでした。
 とりあえずお礼を言ってつれて帰り いなくなって1週間になってましたから 妹宅でお肉を柔らかくたたいたものを貰って食べさせました。
 今回もなんとか体は無事でゆっくり養生させ 痩せてしまっていたけどすぐ元気になりました。
後でちらしを貼らせてもらった獣医さんにみつかった報告をしたら、同じ日知らないおばさんについて歩いていたそうで その方は犬が苦手でほごできず その方の知り合いが獣医さんに知らせ 先生がすぐ見に行ったけれどいなくなっていたそうです。 知らないところでいろいろな方にお世話になっていて感謝!
 フェアリーはブルーマールで独特の模様があって 見た人にかなりのインパクトがあるのでラッキーでした。  交配でなくした子はセーブルで 「いた」との連絡もらって見に行くと違う子だった事がなんども
ありちらしも役にたちませんでした。
今回こそもう絶対だめかと思ったけれど 犬は探してくれるのを待ってる あきらめなくてよかったです。
                     終わり・・・
だと思う
メイの話