フェアリーの家出



夜のトイレに出ている犬達を入れに犬舎に行って見ると 裏のドアがあいていて みんなで裏庭にある畑で遊んでいたので呼んで
ハウスにいれ 「1.2.3...あれっ 1人足りない」
 あわてて向かいの公園へ探しに行ってみると いましたフェアリーが。ほっとして名前を呼ぶと なんとうちと反対の方向へ一目散
 あっという間に暗闇にきえてしまいました。
夜中さがしましたが見つかりませんでした。さあ それからが大変
 以前交配で預けた子がにげてしまった時の事を思い出し、時間が経てば経つほど行動半径が広がって探しにくくなるという教訓から
、翌日すぐ印刷屋に「たずね犬」のちらしを3万部刷ってもらいました。写真と文章の原稿だけ渡しただけでとてもインパクトのあるちらし
を作ってくださり感激!
 地図で行きそうな範囲を限定して そのエリアの新聞店1件1件を電話帳で探し 新聞の折込を入れてもらうよう チラシをくばってま
わりました。
朝1番に起きて 自分で作った張り紙を町の掲示板や銀行 スーパーなど貼れるところはくまなくはり 犬の散歩の人に渡したり 
犬探しの業者をたのんだり 考え付く限りのことは全部やりました。
 折込が入った当日の朝から携帯がなり始め 思ってもいないところに「15分位前にいた」の電話でとる物もとりあえず現場に急行 
着くと同時に次の電話 「道路を渡った向かいの坂を上って行った」ということですぐ向かう。
(かなり交通量のある道路ではらはらしました。)
 また次の電話で「いまさっき道路を渡った駅の方へ行った」 右へ左へ点と点を結ぶように追っていって、また次の電話 
「今駅の駐車場にいる」
 近くまで来ていたので角を曲がり駅近くで 3日間探しつつ゛けたフェアリーの姿を見つけ 車からおりて名前を呼ぶと  なんと私の前
を一目散に通り過ぎて行ってしまいました。

 
ここで見失ったら二度と見つけられないぞ と自分にカツをいれ すぐ後を追う。 交差点の赤信号を2回突っ切り(生涯1度だけです。
ごめんなさい)
 ラッキーにもきちんと区画された宅地造成地に入ったので 車も人もないところを犬に呼びかけながらひたすら追いかけました。
 フェアリーが力つきて止まったところを車から飛び降りて抱きかかえ 少し前からしとしと降り始めた雨でぬれた道路に倒れこみ 犬を抱いた
まましばらく起き上がれませんでした。 (フェアリーはぺろりと私の顔を1なめしました。)
 フェアリーは道路を何度も横断したのに奇跡的に怪我1つなく汚れていて空腹だった以外は元気でしたが、精神的にショックを受けて
いて 抱くたびにガタガタふるえて汚れをおとすシャンプーもしばらくできませんでした。
多くの親切な方からの連絡が身にしみてありがたく感じ1人1人お礼をして 新聞店 印刷屋 にもお礼をいって
 大捜索劇は幕をとじました。 今でも犬を探す張り紙を見ると あの時の事がよみがえります。